【ICL手術を受けるときの注意点】
【ICL手術を受けるときの注意点】
1. 適応検査を必ず受けること
- 角膜内皮細胞の数、前房深度(ACD)、眼圧など、ICLに適しているかを確認する詳細な検査が必要です。
- 適応外の方(角膜が薄い、前房が浅い、白内障や緑内障のリスクが高いなど)は手術できません。
2. 手術前のコンタクトレンズ中止期間
- ハードレンズ:最低2週間(理想は3週間)
- ソフトレンズ:最低1週間
⇒ 角膜形状が安定しないと、正しいレンズ度数を選べなくなります。
3. 術前・術後のライフスタイル調整
- 手術当日は入浴・洗顔NG。翌日から部分的に可。
- 1週間は目をこすらない・運動禁止(特に激しいもの)。
- 1か月間はプールや温泉は控える。
4. 合併症のリスクについて理解すること
- ICL手術は安全性が高いものの、以下のリスクが稀にあります:
- 過矯正/過小矯正(度数ズレ)
- 白内障の発生リスク(とくに旧型のV4b/V4cでは稀に)
- 高眼圧、虹彩炎など
- レンズの位置ズレ(vault不良)
5. 老眼・白内障との将来的関係
- 将来的に老眼になった場合は、近見の調整が必要(老視対応のレンズも選択可能)。
- 白内障手術が必要になった場合は、ICLを摘出してIOLに切り替える必要があります。
6. 術後の定期検診を必ず受けること
- 翌日・1週間後・1か月後・3か月後など定期検査が推奨されます。
- vaultや眼圧のチェックが重要。
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