コンタクトレンズは、眼鏡に比べて見た目や視野の面で優れたメリットがあるため、多くの方に愛用されています。しかしその一方で、「目に直接装用する医療機器」であるという点を忘れてはいけません。
■ なぜ定期検診が必要なのか?
コンタクトレンズは、正しく使っていても知らず知らずのうちに目に負担をかけている場合があります。たとえば以下のようなトラブルが、自覚症状がないまま進行していることも少なくありません。
角膜の酸素不足による角膜内皮障害 長期装用による結膜炎や角膜びらん 不適合なベースカーブや度数による眼精疲労・視力低下 ケア不足による細菌性角膜炎
これらは、定期検診で早期に発見・対処することが可能です。逆に、検診を怠ることで重大な視力障害や失明リスクを招くケースもあります。
■ 定期検診の頻度は?
コンタクトレンズユーザーの方には、最低でも6か月に1回の定期検診をおすすめしています。特に以下のような方は、3か月ごとのチェックが望ましいです。
長時間装用する方(1日10時間以上) 睡眠中も装用している方 アレルギー体質の方 過去に眼のトラブルを経験された方
■ 検診では何をするの?
当院のコンタクト定期検診では、以下の内容を行っています。
視力のチェックとレンズ度数の再評価 レンズのフィッティング状態の確認 角膜や結膜の状態の診察(スリットランプ) ドライアイやアレルギーの評価 装用状況やケア方法の確認・アドバイス
■ 最後に
「見えているから大丈夫」と思っている方ほど、症状に気づきにくく、トラブルが進行しやすい傾向があります。目の健康は、失ってからでは取り戻せません。
快適で安全なコンタクトレンズライフを続けていくためにも、定期的な目のチェックを忘れずに。
当院では、予約制でスムーズにご案内が可能です。お気軽にご相談ください。